この記事では、今週末で学校を去ってしまうMiriamという女性の話をします。
Miriamはブラジル出身で、ブラジルで母国語の教師をしています。
彼女は50代後半で夫、子供、孫もいます。
彼女ははっきり言って英語をペラペラ喋れるわけではありませんが、
スタッフも先生もクラスメートもそれ以外の人もみんな彼女を知っていて
誰からも愛されるパーソナリティーを持ってるとても可愛いらしい人です。
ダンスとランチタイムが大好きで、嬉しいことがあると踊りだします。笑
そんな彼女は今日が最後なので、最後にスピーチしてと先生に言われて
無理よ〜何て言いながらゆっくりとスピーチしてくれました。
最初の1週間は人生の中でもかなりつらかったこと。
ここで多くの人に出会えて幸せだったこと。
そして、最後の一週間は素敵なクラスメートに出会えた。
と言ってみんなを見てくれました。
そして、ひとりのコロンビア人の男の子に向けてあることを言いました。
このコロンビア人の男の子は、まだ17歳でロンドンには自分の意思で来たのではなく、
親に来させられた子で、この1週間、勉強もあまり真剣には取り組んでいませんでした。
Miriamは声を震わせながら、
私はあなたぐらいの歳の頃、英語を勉強したかった。
でも、家にはお金もなくて、当時は英語を勉強するような環境もなかった。
ずっとずっと英語を勉強したいと思っていたけど、結婚して子供もいて、
仕事もあってずっと叶わない夢だった。
今、この歳になって夫がロンドンに行かせてくれて、この夢を叶えてくれた。
こうやってここで勉強することは本当に夢のようだった。
と語りました。
私たちは、自分がいかに幸せなのかを改めて感じました。
自分のいるこの環境の幸せを忘れてはいけないって思いました。
そして、先生は
最初は英語もままならなかったかもしれないけど、
最終的に、今日Miriamのスピーチはみんなの心を動かすほどだった!
と言っていました。
彼女は英語をツールとしてではなく、
自分の想いを伝える言葉として使うことができたんです。
私も、ただ単に仕事で使うからとか、海外でスムーズな会話をしたいとかだけでなく、
自分の想いとかが伝わるような英語を喋れるようになりたいです。
今日思ったことを文章にするのはすごく難しいですが、
英語をツールとしてだけではく、言葉として使えるようになりたいです。
いつかはMiriamに会いにブラジルに行きたいです。
彼女の家に泊めてくれるそうです。笑
たった5日間の仲だけど、一生忘れません。
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